詫び寂びモダンのお家

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

重要文化財に隣接した景観条例に従った家

京都の風致地区にあり重要文化財に隣接するため、条例により南側への窓やバルコニー設置に関する景観上の制約も守りながら設計した事例です。周囲の景観との調和を意識した外装を考え、バルコニーをインナー化。南側の大開口には格子戸を設け、景観に溶け込ませたデザインを実現しました。室内からは隣接する寺院の美しい借景を楽しめます。

1階は、家族4人の寝室とトイレ、ビルトインガレージ(機材置き場)になっています。耐震性向上のため耐力壁を集中しました。。

2階は広いLDKとなっていますが、普段は隠れている可動間仕切りを利用したすることで2つの部屋に分割することも可能です。これを利用することで、お客さんが泊まる部屋にしたり、将来は親と同居するするための部屋を設けることもできます。

家事動線は、洗面脱衣室や浴室、家事室(インナーバルコニー付)とLDKを回遊式とし、家事効率と来客時のプライバシーを両立しました。

断熱材にはセルロースファイバーを採用し、職人の技量に左右されにくい施工性と自然な空気感を確保しました。

お施主様の感想

建築家への依頼は敷居が高いと思っていたが、設計事務所(アプリコットさん)がこちらの要望を全て聞いてくれたことに心から安心できました。設計の工夫により、少ない光熱費で夏は涼しく冬は暖かい住環境が実現でき、とても快適です。
また、家事動線の考え方が素晴らしく、家全体が暖かくて気持ちよく歩き回れるため家事が捗ります。この家で長く暮らせることに幸せを感じています。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

隣接するお寺の敷地に面した南側は、景観条例によりバルコニーや大開口が不可という難題が立ちはだかりました。この課題に対して、大開口に開閉型の格子戸を施すことで解決。さらに、南西側に目立たないインナーバルコニーとし、落ち着いた風情のある外観となりました。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

隣接する古風な庭や門塀を「借景(しゃっけい)」として取り込んでいます。これにより、建物の所有地ではない周囲の美しい景色をあたかも自分の庭であるかのように感じさせ、景観規制の厳しい中で環境と調和をし、より広く趣のある空間を演出しています。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

眩いばかりの白を基調としたLDK。清潔感を感じます。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

3連灯の食卓を彩るペンダント。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

来客時には冷蔵庫・食器棚・パントリーをすっきりと隠すことができます。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

南側の厳しい景観対策のための格子戸が、素敵な陰影を醸し出しています。現しの梁が見えているこの広い空間は将来間仕切流ことができます。家族構成の変化にも対応します。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

広くて明るい洗面脱衣室。大きな実験シンクと温かみのあるモザイクタイルと木のカウンター。ここから回遊動線にて家事スペースへ向かいます。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

家事スペース、インナーバルコニーと繋がり、洗濯物をここでしまえます。収納量も抜群です。

アプリコット建築研究所設計事例_詫び寂びモダンのお家

建築データ・住宅性能

竣工年月 2015年12月
所在地 京都市山科区
用途地域 第一種住居地域
建ぺい率/容積率 60%/200%
敷地面積 148.73 m2 (44.99坪)
延床面積 133.30 m2 (40.32坪)
構造・階数 木造在来2階建