高断熱高気密と計画的な換気と空調で一年を通して快適な室内環境に
一年を通して室温を快適に保ち、寒い時期のヒートショックや暑い時期の熱中症など室温に由来する事故を防ぐための基本は、住宅全体を高断熱高気密仕様にすることです。これにより、外部の暑さ寒さが室内まで届きにくくなり、室温を一定に保ってくれます。
さらに、きちんと計画された全館換気と適材適所の空調を導入することにより、室温を無駄に逃がすことなく、室内の汚れた空気と外部の新鮮な空気とを常に入れ替えることができます。それにより住まう家族の健康もさることながら建物を長持ちさせることにも繋がっていきます。
機械に頼らないパッシブ換気で空気をきれいに
高断熱高気密化された住宅においては、室内の空気をしっかり入れ替えることができる換気システムの設置が必須となります。換気システムにはさまざまな方法があるため、当社では住宅の間取りや規模によって都度検討を行い適切なものを選択してます。
いくつかある換気システムの中に「パッシブ換気」があります。機械設備を使わず、建物内外の温度差や空気の自然な流れを利用して換気を行うシステムです。省エネでメンテナンスも比較的容易というメリットがあります。
耐震性能は許容応力度計算による最高等級３を標準に
耐震等級3とは、住宅性能表示制度における耐震性の最高ランクであり、大きな地震でも大きな損壊をしない性能とされています。また、この等級は長期優良住宅の要件であるほか、住宅ローン金利の優遇措置や地震保険料の割引などの経済的なメリットもあります。
なお、耐震等級３の計算方法には、一般的に用いいられる簡易的な「壁量計算」ではなく、より精緻な計算方法により信頼性の高い結果が得られる「許容応力度計算」を採用しています。